さんじゅうまる。

どうしようもなく怠惰だから、ちゃんと考えて生きようと思います。

怖いの正体。

人は、なにに恐怖を感じるか。
それは、自分に理解できないものに対して抱くらしい。
 
例えば、オバケも本当にいるのか、いたとしてもどんな存在で、
自分の驚異になるのかわからないから怖い。
地震もいつ発生して、どんな規模で、
どのような影響があるかわからないから怖い。
 
人は、わからないということが、すごく嫌いなんだと思う。
 
そういえば、パソコンでソフトをダウンロードするときや、
サイトのローディング中に出る「読み込みステータスバー」。
あれも、なかったら、いつになったら終わるのか、
もしかして、ダウンロード失敗してるんじゃないか?
など、わからないを取り除いてるとも考えられる。
きっと、表示がなかったら離脱率も高くなるんじゃないだろうか。
 
最近、歩行者の信号無視を改善するために、
待ち時間を楽しいものにしようという施策が
国内外でよく行われている。
これももしかしたら、「わからないが嫌い」という気持ちから考えれば
信号機に待ち時間を表示するLEDをもっと充実させたほうが、
いちばん効果があるのかもしれない。
 
なんだか感情の根本を知ることに、
すごく関心が湧いてきた。