さんじゅうまる。

どうしようもなく怠惰だから、ちゃんと考えて生きようと思います。

本の一行目。

最近、去年読んだ本をちょっとまとめてみた。
本棚にずらっと並んでいるのだが、
タイトルをみてもどんな内容だったか、
イマイチ掴めないものが多い。

だが、表紙をめくり、一行目を読んだ瞬間、
その本にどんな話が書いてあったのか、
頭の中で鮮明に蘇ってきた。

昔、先輩にボディコピーは一行目さえかければ、
そこからちゃんと書けるようになると教えてもらったが、
(逆に書けなければ、いいコピーは書けない)
小説の1行目も作者の想いが凝縮された結晶であり、
ひとつの作品なんだろうな。

ちなみに、今読んでる本の一行目はコレ。
「油蝉の声を耳にして、すぐに蝉の姿を
思い浮かべる人は、あまりいないだろう。」
これから話がどんなカタチに展開されていくのか、
楽しみでしょうがない。