さんじゅうまる。

どうしようもなく怠惰だから、ちゃんと考えて生きようと思います。

2015年に読んだ本を「はじめの1行」でまとめる。

2015年に1年を通して読んだ本をまとめる。
トータル39冊。1月あたり3.25冊。
まぁまぁ時間を見つけて読めたっぽい。
まとめるにあたって、
小説は1行目を改めて書き出してみたんだけど、
タイトルと組み合わさって、だいたい
どんな内容だったのかフラッシュバックできることを発見。
やっぱり1行目の個性ってすごい強いんですね。


ということで思い出した中での2015年のランキングは・・・

 

No.1:ぼくは明日、昨日のきみとデートする
No.2:ぼくは愛を証明しようと思う。
No.3:うれしい悲鳴をあげてくれ

 

さてさて、2016年はどんな本と出会えるかなぁ。

--------------------------------以下、読んだリスト-----------------------------------------

【小説】

・射精したあとは動きたくない。
(葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午

 

・かわいいなと思って誘ってはみたものの、
 いざよく話してみると何とも退屈な女の子だった。
(うれしい悲鳴をあげてくれ/いしわたり淳治

 

・一目惚れをした。
(ぼくは明日、昨日のきみとデートする/七月隆文

 

・知り合いの編集者によると、文章を書くとき、
 慎重な性格の人のほうが句読点を頻繁にうち、
 大胆な性格の人はあまり句読点をうたない、
 というのだが、本当だろうか。
(箱庭図書館/乙一

 

・僕はこの世界に、左足から誕生した。
(サラバ/西加奈子

 

・大地を震わす和太鼓の律動に、甲高く鋭い笛の音が鳴り響いていた。
(火花/又吉直樹

 

・「バーで話しかけたショートカットの女子大生はどうなっか?」
(ぼくは愛を証明しようと思う。/藤沢数希)

 

・羽仁男は、目をさまして、まわりがひどく明るいので、
 天国にいると思った。
(命売ります/三島由紀夫

 

・たった一日の記憶の中にどれだけの思いを残せるだろうか。
(僕は何度でも、きみに初めての恋をする。/沖田円)

 

・「つまり、彼女は生きているんだ」
(教団X/中村文則

 

・女は赤ん坊の腹を押しそのすぐ下の性器を口に含んだ。
コインロッカー・ベイビーズ村上龍

 

・私は愛能う限り、娘を大切に育てました。
(母性/湊かなえ

 

新選組局長近藤勇が、副長の土方歳三をふたりっきりの場所では、
 「トシよ」と読んだ、という。
燃えよ剣司馬遼太郎

 

・幹子の一人暮らしの部屋は幹子の放つ緊張と怒りのせいで
 熱気がこもり空気が濁っていた。
(夢を与える/綿矢りさ

 

・まぶたの裏に光を感じ、佳乃はわずかに身じろぎした。
海街diary/高瀬ゆのか)

 

・四月が終わりかけるある日、ふで箱をあけてみると
 鉛筆と鉛筆のあいだに立つようにして、小さく折りたたまれた紙が入っていた。
(ヘヴン/川上未映子

 

・気の遠くなるほど退屈な読経が終わって、
 参加者が住職に導かれた墓に向かったあと、
 ぼくは富江の襟首をつまんで本堂の縁側に連れ出した。
(プリズンホテル/浅田次郎

 

・午後六時を過ぎた頃から、フロントにやってくる客が増えた。
(マスカレード・イブ/東野圭吾

 

・電話がなった。

(マスカレード・ホテル/東野圭吾

 

【コピー関連の本】

・欲しい、ほしい、ホシイ。

 ヒトの本能から広告を読み解く。/小霜和也

・企画者は3度たくらむ/梅田悟司

・広告コピーの筋力トレーニング/渡邉潤平

・言葉の技術/磯島拓也

・伝え方が9割/佐々木圭一

・広告コピーってこう書くんだ!相談室/谷山雅計

・コピーライターの発想/土屋耕一

 

【エッセイ】

・知ろうとすること/糸井重里

・ボールのようなことば。/糸井重里

・友だちの数で寿命は決まる/石川善樹

一億総ツッコミ時代/槙田雄司

・太陽がもったいない/山崎ナオコーラ

・さくらえび/さくらももこ

 

【その他】

・短歌ください/穂村弘

・短歌という爆弾/穂村弘